it's so eazy パン作り

元ベーカリー勤務経験者が簡単で美味しい、家庭でのパン作りに悪戦苦闘する模様を綴ります。

家でのパン作りのホイロ問題

こんにちは!

今回はお湯張り簡易ホイロ(発酵室)を作ったのでご紹介です!

 

ご家庭でパンを作った経験のある方には発酵スペースで苦労した憶えのある方もいらしゃると思います。発酵に適した温度と湿度を求めてコタツやら冷蔵庫上やら風呂場やらをさまよった方もいるでしょう。

1次発酵なら部屋中で何とか適温を探し出せるのですが、成形後の最終発酵になると

適温だけでなく適した湿度も必要となってくるのでそれ専用の発酵室がやはり欲しくなります。

 

 *なんでホイロ(発酵室)は必要か?

ホイロの温度はフランスパン等シンプルなパン、デニッシュ等油脂漏れ厳禁なパンでだいたい28℃くらい、食パンやバターロール等で36℃くらい、ヴリオッシュ等油脂が多めのパンでその中間くらいが目安です。

湿度は70℃~75℃くらいが目安です。

湿度のある温かい環境で生地内の温度上昇にともないイースト菌をグッと活性化させ生地内にガスを充満させる重要な工程です。

湿度が低いと表面がカピカピになり、生地の膨張の妨げになります。

 

どうしても最終発酵は、温度と湿度が重要、必要なのです。

で、ホイロ作ってみました。

 

1回目のパン作りでとっさに作った第一弾ホイロ

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トレーにお湯をはり茶碗で足場を作り、その上に天板、パン生地をのせ、45Lのビニール袋でふわっと覆いました。

温度と湿度の調整はそのつどお湯の沸かし直しやビニール袋の開閉です。

結果、失敗でした。トレーの湯面とパン生地の距離が近くパン生地の底部分に高熱がいきわたりダレてしまいました。

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   高温の熱気による底部のダレの障害 


それとビニールをめくる度に不安定な天板がぐらついたり、湿度による水滴がパン生地に落ちて来たり・・・

やはり無計画のとっさの思い付きはだめですね~

次回はまともなホイロを作ろうと決意しました!

 

が、しかしまともな電気工学の知識のない私にはサーモセンサー付き電気制御機能のある高性能ホイロが作れるわけでもなく、結局はお湯張り沸かし直しタイプのなんちゃってホイロです・・・。トホホ・・・

気を取り直して100円ショップで買ってきたのがこれ

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  下のがら模様で見にくくてすいません!

 

これを2つ買ってきました。

組み立てます。

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下段にお湯張りトレーを置き、中段にパンの天板をならべます。

パンの量が増えたら上にラックを増設出来ます。

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45Lのビニール袋で覆い温度、湿度を調整します。

結局、前回のと似かよってますが・・・

自分の発想の限界です・・・

 

早速『冷凍生地のテーブルロールをオーブントースターで焼く』でデビューしました!

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湯面と天板の距離も結構ありますし、天板の下になお緩衝目的で板を挟んだので、お湯からの直熱被害は軽減されました。

この季節(2月)室温も低くお湯の沸かし直しの手間も面倒ですが、まあ良しとしましょう。

 

 

では、また!!