冷凍生地のテーブルロールをオーブントースターで焼く
こんにちは!
前回、仕込んだ『テーブルロール』
仕込み量に比べて焼き上げ量が少ないなと思った方、いらっしゃったと思います。
実は、仕込み量の半分、冷凍庫で保存していたのです。
冷凍庫に入れる前、室温で30分間発酵させました。
(冷凍保存前に少し発酵を進めた方が解凍以降の発酵力がある気がします)
左のタッパーの方を冷凍庫で保存
2日後、この冷凍生地からテーブルロールを焼こうと思います。
ガチガチに凍ってます!
冷蔵庫に4時間の後
室温(14℃)に6時間半置き生地を解凍、発酵させました。
生地温は18.6℃でした。低いです・・・
前回と比較の為、同じ重量で分割します。
30分後、成形。
ホイロタイムです!
やはり冷凍生地、発酵にすごく時間がかかりました。
生地に力強さもなく、これ以上だとダレる一方なので、90分で発酵終了にしました。
いかんせん冷凍生地、仕方ないですね。
さ~いよいよ焼成です。
オーブントースターで予熱230℃。
卵液を塗ります。
庫内が熱くなったら霧を吹いてスチームを発生させます。
焼成工程はまずアルミの屋根かぶせて5分。
それからアルミを取って9分焼きました。
こんがりきつね色!焼けました~!
こちらも、同じ工程で焼きました。
こちらもいい色に焼けました!
冷凍生地テーブルロール集合写真!
しかし冷凍生地、一回り小さいです・・・
こちらは普通に焼いた一昨日のテーブルロールです。
写真を比較して、焼き色の照りが違いますね。(撮影時の照明具合もありますが)
冷凍の方はくすみがある気がします。
冷凍生地のパンに白い部分が少ないのもわかります。パンの側面とか、ロールの巻き目の部分です。ぐっと窯伸びする力がないのでしょう。
ロールの巻き目が消えているのは生地のダレの為もあります。
食感、味はどうでしょうか?
冷凍の方はみっちり重い感じですかね。ふっくらしてませんね。香りも弱いです。
焼きたてはいいとして冷めると硬くなってしまいました。
*冷凍生地の利点
出来上がった生地から作業を開始できるので作業が楽です。
何事も長時間におよぶ作業は疲れますよね・・・
時間の調整に慣れてくればかなり効率よくパンが焼けます。
例えば前日夜間を解凍、発酵時間にあてて起床後に成形、焼成すれば午前中
に焼きたてのパンが食べられます。
*冷凍生地の欠点
そもそもパン生地を凍らす行為が本来は好ましくないです。
冷凍時間も長くなれば長くなるだけ生地も劣化してしまいます。
イースト菌も幾分死滅してしまいます。(冷凍に強いイーストも市販されていますが)
ですので生地に勢いがなく、だれ気味になってしまい、ふんわりふっくらとはなかなかいきません。食感も重たくなり冷めるとより顕著になります。風味も欠けます。
焼き色も冷凍むらが出来やすいです。
一般的にシンプルな配合のリーンな生地より、油脂、糖、卵等多く配合したリッチな生地の方が冷凍生地に適してるといいます。
*総括
そもそも同じのを期待してはダメです。違って当然なのですから。
いろいろ書きましたがとにかく楽なので!
一度お試し下さい!
ササっと作った焼きたてパン。GOODですよ~!!
では、また!!