it's so eazy パン作り

元ベーカリー勤務経験者が簡単で美味しい、家庭でのパン作りに悪戦苦闘する模様を綴ります。

フォカッチャをフライパンで焼いてみたら・・・

こんにちは!

 

先日、フォカッチャを作った時に、全部オーブンで焼いては面白くないと思い2枚ほどフライパンで焼いてみました。

 

フライパンにオリーブオイルを垂らして、こんな感じで焼いてみました。

 ジュ~~~~!!

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すぐに色が付きました!早すぎます!

このままだと表面だけ焦げて、中の部分は生状態になる事は明らかです!

少しでも直熱を和らげようと思いアルミ箔を敷きました。

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そんな感じでごまかしごまかし、焼きつづけた結果がこれです

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フォカッチャの穴もなにもないです・・・

 

 

 

 

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普通にオーブンで焼いたのと比べるとこんな感じです。

2つの大きな違いに気づきました。

ボリュームがまるで違う事。

形がまるで違う事。

 

*なぜボリュームが違うのか? なぜ形が違うのか?

オーブンの方がじわりじわりの熱伝導で、スムーズに釜伸びが行われたからです。パンの膨張と熱の伝わり方の重要性、関連性は前にも記しました。

片や、フライパンは熱した高温の鉄板に生地を置いたら、膨張する間もなく瞬時に表面を熱がいきわたり、カリッと固まってしまいました。ですので接地面はそれ以上、面積を増やす間もなく、秒速で出来上がってしまたのです。ベーグルを思い出して下さい。100℃近い熱湯にパン生地をドボンと投下することによって、瞬時に表面に熱をいきわたらせ、固めてしまいます。結果、ボリュームをおさえたパンになります。フライパンでの焼成はその激化版になるのかもしれません。片面をまず、瞬時に固めて裏返してもう片面も瞬時に固めてしまい上と下がFIXされ後はその間の部分の結果的に目の詰まった、熱の通りの悪い部分を時間をかけて焼いていくしかありません。あの、円柱に近い形状はその上下の瞬時FIXによるものだったのです。

 

上下の表面が固定され行き場を失った膨張力の図

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では、また!