チョコラスクをオーブントースターで焼く
こんにちは!
今日は2月14日。バレンタインデーですね。
ベーカリーでも、このお祭りのおこぼれに預かろうと、2月に入って早々に色々チョコ企画やってるお店もあるんですよ。知ってました?飾りつけして、ポップ用意して頑張っているんです。プレゼント用として菓子パンは翌日でも劣化が早いのできついですから、あくまで自分用に今日のおやつ用に買ってくれないかな~。なんて考えながらやってました。
「パン・オ・ショコラにチョコクリームパンにチョココルネに・・・あとなんだたっけ?いつもの2倍くらい作ったりしたな~・・・。結構あまったけど・・・」
皆さん!ベーカリーにもお出かけくださいね!
で先日ラスクに使ったパスコのバゲット、半分残っていたからチョコラスクを作ってみました。
*チョコラスク(濃厚ではないタイプ、くどくないので飽きないです)
前半の工程はシュガーラスクと同じです。
セッティングからです。
*材料
乾燥状態のスライスしたフランスパン 130g(乾燥前)
バター 13g
ビターチョコ 20g
グラニュー糖 22g
ココアパウダー 2g
バターとビターチョコを湯煎にかけ溶かします
セッティングします
片面にチョコ液をサッと塗りボールに投げ入れます。
全部、投入しました。
「ちょっとチョコ感薄いような~~。大丈夫かな~~」
ボールを振ってなじませます。
アルミを敷いた天板に並べ馴染み切らなかった、ココアシュガーを振りかけます
天板に並べます。
160℃で17分じっくり焼きます
焼けました~!チョコの甘い香りが部屋中に漂います~!
しかし、やっぱりチョコ感が薄いような~~
そして、焼き過ぎたような~~
味はいい意味でくどくないので、ついついパクパク食べてしまいます
ホッと、一息コーヒータイム 2回目 ^-^
おいしかったんですけど、コクがない、チョコ感が薄い、リッチ感がない気がしたので
バター 16g チョコ 25g に増量した方がいいかもしれないです。
唐突ですが、やはり気になりますよね。原価!
原価計算してみました。
因みにパスコのバゲット、セール品です。
*シュガーラスク
パスコバゲット(ハーフ) 97円
バター 40円
グラニュー糖 4.7円
合計 141.7円
*チョコラスク
パスコバゲット(ハーフ) 97円
バター 26円
チョコ 40円
グラニュー糖 4.2円
ココア 5.5円
合計 172.7円
今回のチョコラスク、チョコ感が希薄だったのでもう少しチョコ増しの原価も出しときますね。(バター 16g チョコ 25g に変更)
*チョコラスク(チョコ感UPバージョン)
パスコバゲット(ハーフ) 97円
バター 32円
チョコ 50円
グラニュー糖 4.2円
ココア 5.5円
合計 188.7円
今回はバゲットを既製品を買ってきたので原価が大きく膨れてしまいました。これを自家製のバゲットの代替えするともっと原価は低くなります。自家製のバゲット使った時の原価、気になりますよね。出してみました。
*シュガーラスク
家庭作バゲット 34.5円
バター 40円
グラニュー糖 4.7円
合計 79.2円
*チョコラスク
家庭作バゲット 34.5円
バター 26円
チョコ 40円
グラニュー糖 4.2円
ココア 5.5円
合計 110.2円
*チョコラスク(チョコ感UPバージョン)
家庭作バゲット 34.5円
バター 32円
チョコ 50円
グラニュー糖 4.2円
ココア 5.5円
合計 126.2円
家庭でバゲット自作するとだいぶ原価さがりますね!しかし、これに手間賃(人件費)、光熱費が加味されていないので要注意です。
こうやって具体的な数字を出してみるとやっぱり原価ってかかりますよね。今は100均で袋菓子買える時代ですからね。それと比べるとどうなんでしょうか?考えさせられます・・・
ベーカリー視点で言うと、もう少し原価低くなります。業務用になりまして仕入れ値が下がりますので。でも少しですよ。少し・・・
で忘れてはいけないのが包材関係。OPP袋に商品シールにアレルギー、賞味期限シール・・・。クゥ~! 価格設定、頭痛いところです。OPP袋はここ何年も値上げ一方です。理由は問屋が言うには「中国等新興国の需要増で石油製品の価格が年々上がっていしょうがないんですよ!」この『中国等新興国の需要増の為・・・』これなんにでも言えてここ数年いやもっと前から、どれもこれもどんどん仕入れ値が上がりました。で問題はそれを販売価格に反映できない事。なにぶんデフレなもんで・・・。これどの業界にも言えることですからみなさんもご存知の通りです。
すいません・・・こういうの見るとつい昔の癖で「これ、いくらで売るんだ?」と考えてしまいます。でも今回は家庭で作るラスクですからね。別に誰かに売るわけでもなく。美味しいものを楽しく作りたいものです。
では、また!