ラスクをオーブントースターで焼く
こんにちは!
皆さん、ラスクお好きですか?
サクサク食感にシュガーバターの味わい!
美味しいですよね!
ラスクといえばベーカリーにとっては売れ残りのパン(主にフランスパン)の再利用としてありがたい存在です。雨の日なんかドカッと売れ残ることがあります。業界外の人から見たらびっくりするくらい残ります。閉店時間、売り場に売れ残ったパン、パン、パン・・・。学生バイトさんの声が聞こえます。「これ、もう1回開店できますよね~!」気が滅入ります・・・。もうそのあとの廃棄作業、前半は怒りのごみ袋詰めですが、後半は感情的には「無」になります。精神が持たないのでしょうか・・・。で帰宅中にはまた、ため息しきりです・・・
ともかく、当日製造当日売り切りスタイルのベーカリーにとって、ラスクは廃棄ロス削減のささやかな一手なのです。本当に本当に「ささやか」です。ベーカリーの売り場を思い出して下さい。ラスクは隅の方にちょこっと籠に入った地味な存在です。全体の対廃棄量比で本当に極めて小粒です。
で侮れないのが日持ちするラスクでも賞味期限内にきっちり売り切らないといけない事。ラスクを作るのにまた材料費、人件費等発生しているのですから。ラスクまで廃棄ロスになっては洒落になんないのです。特に「バター」こいつです!美味しいラスクを作るには不可欠です。ですが、皆さんご存知のように高い!年々高くなってる!スーパーでも1g当たり安くても2円近くですよね。ロス削減の為に作るラスクではあるのですが、その製造にあたってまたドッカっと原価が膨らむのです。
で、作ります。しかし、実際あまり売れないんですよね・・・。ネームバリューに比べて売れないのです、ラスクって。品揃え揃ったベーカリーにとってラスクを「売る事」って難しいんですよ。ラスクを積極的に購買するお客にとては「ラスクはラスク専門店で」なのでしょうか・・・。
すいません!・・・
ラスクを作ったのでその工程を綴ろうとしたのですが、いつのまにかだらだらと廃棄ロスの不満を書いてしまってました。すいません・・・・。しかし、そのくらいベーカリーにとって『売れ残り、廃棄ロス問題』は頭の痛い問題なのです・・・。恵方巻の大量廃棄問題等、食品廃棄について世の中の認識も変わってきました。食料自給率の低い我が国において大変大きな問題です。ってまた話が脱線しそうです!そして、書き疲れてきました・・・。最近、肩こりがひどいのです。すいません・・・。次回は『ラスクをオーブントースターで焼く』本番です。絶対やります。
では、また!